台湾レポート vol.2 (キャンプ編)
さて、台湾遠征のメインイベントとも言えるのがこの台湾CAMP。
「ミーティングがてらキャンプしよう!」とエージェントのREXに提案して今回実現しました。
GO OUT JAMBOREEの時に会ったGO CAMPING TAIWAN(GCT)のメンバーが集まるとの情報をキャッチ。
キャンプ場は桃園大渓にあり、街の中に仕切られた大きな公園の様なサイト。
木陰は割と快適ですが、日中はとにかく暑い!!
暑さ対策で持参したのが左の小型扇風機。(現地の人に鼻で笑われました)
延長コードをサイト内に張り巡らせて「ぶんぶん」回して過ごします。
それほどに台湾キャンプは暑かった!!
中には小型クーラーをテントに突っ込んでる強者もいました。
日本ではあり得ない光景ですね。
不思議なことに、台湾のキャンパーさんって昼は酒を飲まないんですよね。
どうしてかは、後でなんとなく判明。
今回のサイトはこんな感じです。
MOSS TENT/12′ parawing & stardome 2
タープ&フライレスの快適夏仕様で挑みます。
台湾でMOSS TENTを使ってる人は「そうそういないだろう」と思って持ち込みました。
MOSSどころか、実はMSRのテント自体も正規流通していないそうです。
山岳キャンプが浸透していないらしく、UL系はまだ届いていない感じ。
ペグはBONFIRE TRIVETに採用している小型ウッドペグを使用しました。
今回は同じく台湾で取引されているSOTOLABOの江崎夫妻も道連れとさせていただきました。
台湾では小型幕が浸透していないため、皆から「ちっちゃ」って言われまくってましたよ。
地元雑誌に取材を受けるSOTOLABO夫妻。
私もビール片手に赤ら顔にて撮影完了。
持ち込んだギア達。
この暑さではソフトクーラーは浸透しないと実感しちゃいました。
今回はミーティングの他にCANDLE STARTER(まつぼっくりの着火材)の作り方を伝授しました。
キャンプマニアの商品でもある便利アイテム。
実は、まつぼっくりが種子の為に輸出を断念しました。
「だったら作り方をレクチャーしちゃえ」って感じの流れです。
台湾で初となる”まつぼっくりの着火材”が製作されました。(おそらく日本での製作も私だけですが…)
前のポストでも紹介しましたが、DOING GOOD代表のREXはこちらに宿泊。
VW/TYPE 2 キャンパー仕様のWESTYは台湾全土で5台だけって言ってました。
続いて「台湾テント事情」です。
こちらのオーナーは3年前にebeyで格安にて入手。
台湾全土で唯一のパビリオンだそうです。
では、今回のテントサイトをざっと紹介いたします。
ノルディスクが正規流通していて、しかも割安なのか圧倒的な人気でした。
とにかく日本の影響をたくさん受けてますね。
気候的にティピは合わないと思いますが、TENTIPIも多かったりします。
こちらの物価は日本の2/3。
平均給料は約半分ですから…
こちらのスノーピーク新作タープは、本国よりも先に台湾で拝見しました。
比較的に若いキャンパーの方でセンスの良さを感じたサイト。
もし、この世代が飛びついたら一気におしゃれキャンプが到来するんだろうな。
さて、クーラーボックスはどこのブランドでしょう?
MSR/ZING & SKINY2の黄色中心サイトに赤の差し色がいい感じ。
「So(ul) What?」だそうです。
思わず噴いた。 オリジナル製作みたいです。
結構、オリジナル製作してる人が多かったですね。
プレミア価格の高騰や流通の無さを考えると自然な流れな気がします。
基本的に、どのサイトも派手なデコレーション施します。
少し前の日本みたいな感じで、カラフルな配色が目立ちますね。
それにしても、カーミットチェアがいっぱいでしたね。
夕方になって涼しくなってくると、みなさん一気に動き出します。
どうやら暑い日中は体力温存して、夕方になるとアルコールと共に一気にスイッチが入るそうです。
キャンパーの集団によって違うとは思いますが、こちらのキャンプでは女性陣が料理を担当します。
文化の違いを感じました。
海外で貝類って危険なんですが、わたしは一切気にせずいただきます。
台湾ではニンニク、ジンジャーを多用します。
でも、塩分が少なめなんで健康的に感じましたね。
あんまり泥酔するまで呑まない感じでしたが…
中にはしっかり呑まれちゃう方もいて、『ああ、酔っぱらいは万国共通なんだな』って感じで笑えた。
言葉はなかなか通じないけど、皆で呑んで、食って、歌って、酔っぱらって。
台湾の人々の優しさと大らかさを感じた夜でした。
日本から来た三人を受け入れてくれたGCTのメンバーには本当に感謝です。
ありがとうございます。
サイト内のシャワーを浴びて、暑い中「ぶんぶん」と扇風機を回しながら寝ました。
やはり完全な熱帯夜。 なかなか寝られず…
大きな「蝉の声」に起こされ朝ご飯の準備をします。
缶詰タイカレー、じゃがりこマッシュポテト、フリーズドライのシーフードヌードル、スパム。 (もちろんシェアしました)
REXは伝統的な朝ご飯を作ってくれました。
パイ焼きみたいな感じ。
台湾では夜はがっつり食いますが、朝はさっぱり系を好まれます。
ちなみに、まだ皆は起きません。
台湾のキャンパーって朝が本当に遅いですね(笑)
キャンプ場の周りの多くのビルや建物は、その昔、日本人が建設したものらしいです。
「昼ご飯に行こう」と皆に誘われ…
大正時代に日本から派遣された人々が多くの貢献をしたんですね。
多くの日本人の方々が祭られていました。
遺跡を巡って屋台のある街に到着。
仲間に勧められる料理は全て躊躇わずいただきます(笑)
薄い黒糖味のあんみつみたいなデザート。
キャンプサイトに戻り、暑い中まったり過ごしました。
台湾キャンプで思った事、それはまず「暑い!!」って事実。(当然か)
日本でいう、8月の本州平地でキャンプしてる感じです。
桃園でこの気候ってことは、高雄とかってどうなっちゃうのかな?(笑)
探せば標高の高いエリアや、海沿いって選択肢もあると思います。
ただ、ファミリーキャンプとしては電源が確保できるキャンプ場が安心なんでしょうね。
そして、実は今回一番強く感じたのは「キャンプ仲間が大家族の様に楽しんでいた事」です。
日本でのグルキャンって仲がいいけど、それぞれに少し独特の距離感ってあるじゃないですか?
こちらでは、それが全く無かったです。
それが新鮮で、同時にとても懐かしい感じがしました。
台湾のキャンプシーンは、これから更に盛り上がっていく気配でいっぱいでしたよ。
これからも日本と台湾のキャンプシーンをしっかり繋げていこうと思います。
快く招いて下さったGO CAMP TAIWANの皆さん、本当にありがとうございました。
Everyone of GO CAMPING TAIWAN, thank you very much.
Let’s enjoy the camp together in Japan next time! !
Along with the friendship of Japan and Taiwan.