オイルコーティングの違いに関して

今回はウッドテーブルのオプションにある「オイルフィニッシュ」について説明いたします。

CAMP MANIA PRODUCTSがご用意しているテーブルのタイプ、

無垢のオリジナル、ワトコオイルオイルを使ったオイルフィニッシュ、アウロワックスを使ったオイルフィニッシュ。

この3種類になります。

 

無垢のオリジナルは、ご想像の通り「そのままの状態」になります。

こちらは、ご自身でコーティングしていただくか、汚れを気にせずそのまま使って下さい。

ただし、タモ材の性質上、水分を含むと木の表面が少しケバ立ってざらざらします。

 

続いて、WATCO OIL(ワトコオイル)でのコーティングを説明します。

WATCO社はイギリスの会社で、古くからオイルメーカーとして人気があります。

亜麻仁油を主成分にしており、キャンプマニアではナチュラルクリアカラーを採用。

安価で高品質なオイルとなります。

日本では愛用者も多く、定番的なオイルと言えるでしょう。

オイル自体に臭みが少しありますが、完全に乾くと匂いは気になりません。

 

最後に、AURO No.129オイルでのコーティングを説明します。

こちらはドイツのオイルメーカーで、100%天然素材を使ったオーガニックな高級オイルになります。

その中でも、油性でクリアカラーのNo.129という品番を採用しました。

植物や蜜蝋やが多く使われ、フルーティなオレンジオイルの香りも良好です。

もともとは、屋内のフロアワックスや家具用のワックスとして開発されており、

小さいお子様のいる家庭や、愛犬や愛猫を飼われている方々にお勧めです。

製造から廃棄に至まで二酸化炭素を排出しない、自然にも優しい次世代ワックスです。

主原料となる植物も契約農家にてオーガニック栽培しており、農薬が引き起こす自然環境へのアースアタックに配慮しています。

 

色目は、WATCOの方が若干だけ濃くなります。

WATCOは、よくあるオイルステイン系の「染み込んだ光沢の無い風合い」で、若干ですが塗りムラが発生する場合があります。

奥に染み込んだオイルが時間と共に噴出してくるからですが、そんなに目立つわけでもありません。

再度、表面をナイロンブラシや固めのクロスで磨いてあげると改善します。

AUROは蜜蝋系ワックスの様な表面で、薄い一定のコーティング膜を纏った、ほんの少し光沢がある仕上がりになります。

塗りムラはほぼ出ません。

色目も自然色に近いですが、オイルが高額の為にややコストは上がります。

【画像比較】左側:WATCO oil finished、右側:AURO No.120 oil finished

 

高くても良い物を求められる方、小さいお子様、愛犬や愛猫がいらっしゃる方には、AURO No.120 oil funished。

細かい事は気にせず、コスト抑えめで高品質のオイルコーティングを希望される方は、WATCO oil finished。

ご自身でDIYでコーティングされる方は、無垢のオリジナル。

こんな感じとなります。

 

キャンプには様々なスタイルがあります。

最初は無垢のオリジナルをしばらく使ってから、その後ご自身でオイルフィニッシュされても良いと思いますし、

毎年、オフシーズンにサンドペーパーで軽く整えてから、丁寧に再コーティングしても良いです。

DIYキットを購入して、最初の組み立てから楽しんでも良いですね。

以前、無垢を買われた方が、料理や焚き火の長年の油汚れが染み付いて凄くカッコ良いテーブルに仕上がっていて感動しました。

私個人は綺麗に道具を使うタイプなので、少しずつエイジングを楽しみながらテーブルを愛用しています。

また何か質問等ありましたら、

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